10月28日
[無題]
七十二候は「霎時施(こさめときどきふる)」
を迎えました。
いよいよ時雨(しぐれ)の季節がやって
きました
時雨はパラパラと降っては止んでしまう
通り雨や、しとしと降る優しい雨のこと
一瞬、雨粒が大きくなることはありますが
長雨になることも、激しい雨に
なることもありません
晩秋から初冬の景色をしっとりと
染めあげていく、この情趣あふれる雨を
日本人はことさら愛しんできました
時雨(じう)という場合の意味は
文字通り「時を得て、程よく降る雨」ですが
時雨(しぐれ)という場合は晩秋から初冬に
限定された言葉で、しぐれの読みは
「しばらく暗い」など
一時的な暗さからきているといわれています
まつり